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2018.04.22 UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2018「MODE MOOD MODE」@名古屋国際会議場センチュリーホール

前哨戦的に今月4月1日にZepp Nagoyaで行われたTHE BACK HORNの対バン・ライブ「KYO-MEIツアー」にて初めてUNISON SQUARE GARDENのライブを観たわけで・・・。

ワンマン・ライブを観に行くのは今回が初めて。

ライブの評判の良さは噂では聞いていましたし、今ツアーのタイトルとなっているアルバム「MODE MOOD MODE」の初回限定版に付属しているBlu-ray/DVDにてライブ映像は観ていましたので、

期待に胸を高鳴らせながら、観に行ってきました。

ネタバレありますので畳みます。

これからライブを観に行くという方は観覧されませんように。

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開演10分前に席に着き、今か今かと待ち望みながら待機。

開演前SEがWeezerでなんだか懐かしいなぁと思いながらも待っていると暗転。

 

はっきり言って、文句の付け所のない素晴らしいライブでした。

いろんなライブを観てきましたが、これほど隙も無駄もなく、完璧なライブはほとんど観たことがありません。

MCがほとんどないからというのもあり、場の空気感や雰囲気が緩むことがない。

かといって凛とした緊張感が張り詰めているわけでもなくて。

ただただ楽しい、それだけがあの空間を支配していました。

良い演奏で、良いライブをする。

それだけが徹底されたステージでした。

普通に考えれば当たり前のことのように思えるが、これが意外と難しい。

どのバンドも、どのミュージシャンも常に良いライブをすることを心掛けていると思いますが、

大抵は「あの曲が聴きたかった」とか「席が後ろの方で全然見えなかった」とか不平不満がありそうなものなのですが、

そんなことを微塵も感じる隙も暇もなかったですね。

徹底的に無駄を省き、ライブを研ぎ澄ますというのは演者だけでは成り立たない。

スタッフの協力や観に来ているお客さんたちもその心構えがないと成立しない。

ライブを、ツアーを重ねる度にブラッシュアップしていった結果なのだろうと思います。

あとはインタビュー等で常々、田淵さんが公言していることも大きいのかなぁとも思います。

 

 

さて、ライブを観て感じたことを。

今回、UNISON SQUARE GARDENのライブを目の当たりにして確信したことがあります。

このバンドの肝・要となっているものがなんなのか?

それは田淵さんのソングライティング力とその才能、斎藤さんのハイトーンながらも力強い歌声、そして鈴木さんのドラム・テクニックとセンス、だと。

 

田淵さんに関してはいろんなところで楽曲提供をしたり、プロデュースチーム・Q-MHzとして活動していたりでその才能の高さは窺い知ることができます。

斎藤さんの歌声も歌い方に彼なりの、端から見たらほんの些細なことに過ぎないような拘りがあるように思えます。

今回、ライブを観てもっとも感じたことは鈴木貴雄さんのドラムの素晴らしさ。

2階席でしたので斜め上からステージを眺めることができ、全体を見渡しながらも頻繁に貴雄さんに視線を向けていたのですが・・・

彼のドラム・テクニックとそのセンス、フィーリングは目を見張るものがありました。

各楽曲での演奏もそうですが、如実にそれを感じさせたのは曲間で行われたセッションやソロでのセッションでした。

様々なバンド、ミュージシャンのライブを観てきましたが久しぶりにズバ抜けたドラミングをする人を観たと思います。

『上手い』ではなく『巧い』のです。

もっと彼のドラムを間近で観てみたいものです。

 

あとライブ中に観ていて印象的だったこと。

「オーケストラを観にいこう」でのイントロ前のオーケストラによるオケが流れたのはちょっと鳥肌が立ちました。

と同時に「おお、ここまでやるか・・・」とニヤニヤしてしまいました。

あれは素晴らしかったですね。

セットリスト自体もアルバムツアーとは言え「クローバー」や「ガリレオのショーケース」と初期の頃の楽曲を織り交ぜていたり、曲と曲のつなぎ目が本当に見事なぐらい上手くて。

思わず感嘆の声が洩れそうになりました。

「君の瞳に恋してない」にて斎藤さんがギターソロを弾こうとした際に、田渕さんが斎藤さんの周りをうさぎ跳びの要領でグルグルと回っていて、ギターにおでこをぶつけてギターソロの出だしが弾けない、という場面があって。

思わず笑ってしまいました。

しかもアンコールでそのギターソロだけ斎藤さん1人でやり直し「もう思い残すことはない!」と至極ご満悦だったのも印象的でした。

「春が来てぼくら」はこうしてライブで聴くと楽曲の素晴らしさに何度も胸が締め付けられます。

田渕さんが動き回るのはわかってはいるのですが、本当によく動き回っていらして。

ステージの端から端まで移動して、狂ったようにベース弾いて、ステップ踏んで、飛んだり跳ねたり、しまいには寝そべってベース弾いたり。

ホント、自由で楽しそうにプレイするなぁと。

おかげて観ているこちらも存分に楽しめました。

 

全体的に本当に素晴らしいライブで。

体感時間があっという間で。

あれ、もう終わり?と思わず思ってしまったほどでした。

こうしてワンマン・ライブを観て思うのは、彼らは骨の髄までライブ・バンドなんだなぁということ。

ライブのためにバンドをしている、というのがヒシヒシと伝わってきました。

めちゃめちゃ楽しかった、その一言に尽きます。

観に行くことができたことを感謝致します。

 

 

SETLIST

01.Own Civiliztion(nano-mile met)

02.フルカラープログラム

03.シュガーソングとビターステップ

04.fake town baby

05.mis juiceのいうとおり

06.デイライ協奏楽団

07.フィクションフリーククライシス

08.ガリレオのショーケース

09.MIDNIGHT JUNGLE

10.サンタクロースは渋滞中

11.静謐甘美秋暮叙情

12.クローバー

13.オーケストラを観にいこう

14.Dizzy Tricstar

15.桜のあと(all quartets lead to the?)

16.Invisible Sensation

17.場違いハミングバード

18.君の瞳に恋してない

ENCORE

19.春が来てぼくら

20.10% roll, 10% romance

21.アイラブニージュー

 

↓よく見ると「MODE MODE MODE」になってる^_^;

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