小松未可子「Happy taleはランチの後で」ディスクレビュー
現在、絶賛開催中の小松未可子LIVE TOUR「小松の夜のパレード 2018春」にてライブ会場限定で販売されている今作。
一般流通しているものではありませんので、軽めに書いていこうかと思います。
全5曲収録ですが、ライブ会場限定販売ということもあり収録されている新曲は1曲。
表題曲「Happy taleはランチの後で」のみです。
残りの4曲は昨年2017年8月12日に行われた小松未可子 TOUR 2017 “Blooming Maps” @恵比寿LIQUIDROOM公演より「ランダムメトロノーム」「My sky Red sky」「Maybe the next waltz」「Lonely Battle Mode」のライブ音源を収録。
M1「Happy taleはランチの後で」
出だしから派手にホーンが鳴り響き、印象的なギターフレーズで盛大なイントロから幕が開ける今作。
小気味の良いバンジョーの音が響き渡り、切れ味の良いギターのカッティングと軽快なスカのリズムに思わず体が揺れてしまいます。
スカな楽曲は「Infinity Sky」「MAGIC RADIO」とありますが、それらともまた一味違ったスカ楽曲ですね。
陰と陽で言えば思いっきり陽に属する、明るく華やかなポップ・ソングです。
軽快なリズムと小松さんの歌声がとても心地良く、歌詞も曲の雰囲気に実に合っていて、ポジティヴな感じのする内容になってます。
個人的にはサビのラスト付近“つまるとこ 悩みはないんだってことにしよう”の唄い方がとても好きですね。
Dメロのコーラスも聴いていてとても気持ちが良いです。
昨年の11月にQ-MHzさんのTwitterにてガヤ収録と呟かれていたのはこの部分だったのですね。
小松さんの歌録ってます。ガヤ作業。シュール。 #小松未可子 #qmhz pic.twitter.com/h0qIb4pbYs
— Q-MHz (@QMHz_info) 2017年11月21日
ラスサビの“このままもうちょっと続くから”の歌声の伸びも良いですね。
サウンド的にはバンジョーの音やCメロのギターフレーズとか、間奏入り前のベースフレーズとか思わず「おっ」と思わされる箇所もちらほら。
スネアの音にタンバリンの音が紛れているのも良いですね。
『Happy tale』=『幸せな話・幸せな物語』という意味が示す通り、多幸感のある楽曲だと思います。
M2「ランダムメトロノーム」〜M5「Lonely Battle Mode」(ライブ音源)
昨年行われたTOUR 2017 “Blooming Maps” @恵比寿LIQUIDROOM公演より抜粋された4曲。
こうしてライブ音源として聴けるのはありがたいですね。
映像として観たい、とも思いますが贅沢はいけませんね。
個人的には「ランダムメトロノーム」をライブ音源で聴けるのはとても嬉しいです。
この曲はライブ全体を通してもっとも良かったなぁと感じた1曲ですので。
4曲ともにライブの雰囲気がしっかりと出ており、アルバム「Blooming Maps」やシングル「Maybe the next waltz」で聴くのとは一味も二味も違いますね。
この公演を観に行けなかった人も、これを聴いてその時の雰囲気を感じ取ってもらえるのでは?と思います。
表題曲である「Happy taleはランチの後で」は夏?7月か8月にリリースされるであろう、現在絶賛製作中と言われているアルバムに収録されると思いますが、
この曲がアルバムの中でどういう位置付けで収録されるのかも楽しみですね。
最後に、収録されているライブ音源と同じ公演で披露され、LIVE MVとして公開されている「HEARTAIL」を置いておきます。
ライブ音源と合わせてこちらもぜひお楽しみ下さいませ。
小松未可子「HEARTRAIL」LIVE MUSIC VIDEO from TOUR 2017 "Blooming Maps" @ LIQUIDROOM