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小松未可子 TOUR 2017 “Blooming Maps”全公演完走に寄せて

(過去記事の転載です) 
小松未可子 TOUR 2017 “Blooming Maps”
小松さん自身にとって、約3年ぶりとなるライブツアー。
そのツアーの全4公演を見届けさせて頂きました。
個人的に小松さんを知ったのが約2年前なので、単体のライブは何度か拝見させて頂きましたが、ライブツアーに参加するのは今回が初めてのことでした。
ただただ小松さんのことが好きで、全公演を観に行くことを決めたわけなのですが・・・
ツアーを通して観る小松さんが変化・成長していく様子を観ることができたのは、本当に嬉しく思います。 
以下、全公演を通じて感じたこと・思ったことを羅列していきます。

 

各公演を通して、特に中盤に差し掛かるM06「ランダムメトロノーム」M07「硝子の地球儀」M08「ふれてよ」の流れは本当に素晴らしかったと思います。

ミドルテンポなナンバーが並び、じっくりと歌声を聴かせることを前提としているようなこの3曲の並びは、小松さん自身の成長が一番わかりやすい並びでもあったように思います。

公演を重ねる度に歌い方がどんどん良くなっていく様は、観る側としてはその場に立ち会えたことが本当に嬉しかったです。

元々、小松さんの歌唱に関しては巧いと思ってはいましたが少し癖があり、このツアーを通してその癖も上手いこと昇華されて、歌い方がもう1つ上の段階へと進んだように思います。 

M12「流れ星じゃないから」はバラード曲というのもあり、より歌声が際立ち、じっくりと聴き入っていたのですが、歌声に込められる儚さに毎回、全身がゾクゾクとして鳥肌が立っていました。

 

トイズファクトリー所属の曲だけでなく、前スターチャイルド所属時代に出された曲も交えたセットリストで構成されていたことは、昔からのファンの方にも、ここ数年でファンになった方にも、嬉しいことだったと思います。

M04「Infinity Sky」やM13「Sky message」が聴けたことは個人的にはとても喜ばしかったです。

なおかつ、セットリストの一部が各地で変動し、M09が「Starry Rally」(渋谷)「ユメノアリカ」(名古屋)「エメラルドの丘を越えて」(大阪)と変動し、E02が初日渋谷では「Latimer road」二日目名古屋以降は「Starry Rally」で統一され、リリースした直後というのもあり最終恵比寿公演ではM09で新曲「Tornade voice」が初披露となったり、面白みのある試みかつ、オーディエンス側を楽しませることが前提となっていたのは、良い意味でなかなか憎いなぁと思いました。

個人的にはとても大好きな曲「エメラルドの丘を越えて」を聴くことができたのは非常に嬉しかったです。

小松未可子自主企画Humming Maps Vol.2でも歌われていたので、次に聴くことができるのはいつになるのだろう?と思っていたので、余計に嬉しかったですね。

しかも「私にとって大切な思い出の曲です」と歌う前に言っていたのはとても印象深かったです。

 

M13「Sky message」を歌う前に、各公演で今回のツアーに対しての想いを“旅”という言葉をキーワードとして語られていたのも印象的で。

締めに「これからも小松未可子をよろしくお願い致します」と語られてからの「Sky message」は何度聴いても心を揺さぶられました。

Sky message」の歌声に、歌い続けることへの決意と覚悟、歌うことへの喜びが込められているように感じられ、恵比寿公演では私自身、遂に泣いてしまいました。 

 

本編最後M17「my dress code」でのシンガロングは毎回、気持ちが良かったです。 

またその様子をステージ上から眺めながら、嬉しそうに歌う小松さんの姿がとても素敵でしたね。

 

アンコールではリリース直前&リリース直後ということもありE01「Maybe the next waltz」を毎回聴くことができ、音源として聴いても心地良いのですが、ライブで聴くのもまた格別の心地良さがあって。

それを4回も体感することができたのはとても幸せでした。 

 

バンドメンバーの皆様についても少し。 

ベーシストでバンドマスター黒須克彦さん。

長いストラップで大股開いて、低い位置でガシガシとベースを弾く姿はとても格好良くて。

M10「short hair EGOIST」やM16「HEARTRAIL」、E03「Lonely Battle Mode」など盛り上がる曲では前へ出てきて観客を煽ったり。 本当、格好良い頼れる兄貴みたいな人ですね。 

ドラム鈴木裕之さん。 

あまりお姿が見える位置にいなかったので、音として聴くことしかできていませんが・・・鈴木さんのドラミングはとてもパワフルで、グルーヴィでしたね。

キーボード今井準さん。

弾きながらもよく跳ねていらっしゃったり、弾いていない時はハンドクラップして煽ったり、常に笑顔で実に楽しそうにしていらっしゃったのが印象的でした。

ギタリスト新井弘毅さん。

ギターを弾きながらもテンションが上がると片足(主に左足)をガンガン蹴り上げながらプレイしていらして。格好良かったですね。

何度も前へ出てきて煽ってきたり、小松さんや黒須さんと絡んでコミカルなパフォーマンスをしてみたり。

恵比寿公演ではあまりにも激しく動き回りながらプレイされているので、眼鏡を壊してしまっている姿を観てしまいました。

新井さんは小松未可子バンドに欠かせないギタリストだと私は思っています。

 

小松さん自身について。 

全公演を振り返って思うことは、本当に楽しそうに歌っていたことです。

輝くような笑顔を浮かべながら楽しそうに歌い、楽曲によってはしっとりと凛々しく歌い、その中に美しさも宿っていて。

恐らく、というか絶対に会場にいる誰よりも楽しんでいたのは小松さん自身なんだと思います。

楽しそう・嬉しそうに歌う姿に個人的には何度も胸が熱くなりました。

歌っている最中の仕草もまた可愛らしかったですね。

腰を軽くフリフリとツイストしてみたり、軽くステップを踏んでみたり。

M02「Imagine day, Imagine life!」では歌詞に合わせてウィンクをしてみせたり。

恵比寿公演では初披露されたM09「Tornade voice」では歌詞の最後に“ついでにkissしちゃうもんね”とあるのですが、ここで人差し指を立てて投げキスをしてみたり。

パフォーマンス面においても観る側を楽しませつつ、自分も楽しんでいるのがヒシヒシと伝わってきました。

 

とても楽しそうに歌う小松さんの姿を、4公演も観ることができたのはとても幸せでした。

何度も何度も胸がいっぱいになって、感動して泣きかけたり、実際に涙がこぼれてしまったり、本当に楽しいツアーでした。

“Blooming Maps”という旅はここで終わりですが、また次の旅が始まるのかと思うとワクワクするし、とても楽しみになります。

次はどんな旅をするのだろうか?どんな旅を観せてくれるのだろうか?

期待に胸を膨らませつつ、新たな旅の始まりを待つことに致します。

 

最後に、各公演に参加された皆様。

ツアーを支えて下さったスタッフ・関係者の皆様。

小松未可子バンドのメンバーである黒須克彦さん、新井弘殻さん、鈴木裕之さん、今井準さん、マニュピレーター篠崎恭一さん。

ライブのブロデュースも手がけられたQ-MHz田淵智也さん、畑亜貴さん、田代智一さん。

そして、小松未可子さん。

本当にお疲れ様でした。

とても楽しいツアーを、ありがとうございました。