2018年私的年間ベスト・アルバム
20.FIVE NEW OLD「Too Much Is Never Enough」
ソウルやR&Bのエッセンスを混ぜ込みながらもとてもロックな感じの音に惹かれました。こういうの聴きたかった。
FIVE NEW OLD - Sunshine 【Official Music Video】
19.Boyish「めざめ」
前作でイワサワさん以外のメンバーが脱退し、メンバーの新加入で男女混合7人編成と新体制になってからの新作。柔らかくメロウな楽曲ばかりで、聴いていてとても心地が良い。
Boyish『サウダージ』【OFFICIAL MUSIC VIDEO】
18.TWEEDEES「DELICIOUS.」
沖井礼二さんと清浦夏実さんによるロック・バンド、TWEEDEESの3rdアルバム。いやはや、前作を凌駕してくる出来栄えに脱帽。渋谷系を継承している、というよりそこからさらに先へと進化している。M08「美しい歌はいつも悲しい」は必聴。
17.fhána「World Atlas」
旅の果てに見つけた地図を持って、また新しい旅に出る。これは僕たち・私たちが旅するために必要な地図なんだと思う。1曲目「World Atlas」が本当に素晴らしくて。多幸感に満ちている。個人的にはM08「アネモネの花」が大好きです。
fhána / World Atlas -MUSIC VIDEO- (3rd ALBUM「World Atlas」表題曲
16.a flood of circle「a flood of circle」
正直、今までそんなにフラッドは聴いてきていないのですが、めちゃめちゃカッコいいんです!ロック・バンドのカッコよさを改めて再認識させてくれました。佐々木亮介さんのソングライティング力の高さももっと評価された方が良いと思います。
a flood of circle - ミッドナイト・クローラー
15.Anderson .Paak「Oxnard」
あまりRapは聴かない方なのですが、これはとても良いです。ソウルフルでとても聴きやすくて、ノリやすい。今年のフジロックでのライブ中継を観ていたのですが、生粋のエンターテイナーだと思います。
Anderson .Paak - TINTS (feat. Kendrick Lamar) (Official Video)
本人名義では15年ぶりのアルバム。アルバム全体に漂う圧倒的なエネルギー量。1曲目「薔薇」から持って行かれます。まるで宇宙のように広く、超新星の爆発のようなエネルギーを感じます。国府達矢さんにしか作れない音楽。
国府達矢 "薔薇" (Official Music Video)
13.Tom Misch「Geography」
Chill、Funk、Soul、Disco、Jazzなど様々な要素を内包していて、繰り返し聴きたくなる1枚。まだ21歳の若手という事実にも驚かされるが、今の時代珍しくもないのかな。ギターの音がとても心地良い。
Tom Misch - South Of The River (Official Video)
12.七尾旅人「Stary Dogs」
七尾旅人さん、6年ぶりのアルバム。とても深い、愛情を感じる作品だと思います。優しくて、柔らかくて、力強くて。陽だまりの中にいるような、聴いているとそんな錯覚に陥ります。
七尾旅人 "きみはうつくしい" (Official Music Video)
11.KIRINJI「愛をあるだけ、すべて」
5人編成となってからの新作。前作よりも随所にエレクトロニカを取り入れられているのですが、ポップとエレクトロニカの融合の1つの答えがここにあるように思います。いや、本当にこのアルバムはすごいなぁと思います。何度でも聴いていられる。「時間がない」での“あと何回、君と会えるか / あと何曲、曲作れるか / あと何回、食事できるか”の歌詞が素晴らし過ぎる。必聴です。
KIRINJI『愛をあるだけ、すべて』アルバム・ダイジェスト映像
10.UNISON SQUARE GARDEN「MODE MOOD MODE」
過剰にポップなアルバム、と商品説明にある通りポップなんだけども、それよりもロック・バンドって感じが強いアルバムだと思います。グランジ風な曲があったり、ちょっとファンクっぽさを感じさせる曲もあったり。 この3人だから鳴らせる音がぎっしり詰め込まれています。
UNISON SQUARE GARDEN「君の瞳に恋してない」
09.ROTH BART BARON「HEX」
ROTH BART BARONは以前から知っていましたし、これまでの作品を何度か聴いたことありましたが、ここまで凄いことになっているとは思いませんでした。独自にオルタナティヴ・フォーク・ロックを追求し続けて、こんなにも美しい音楽を手にしたのか、と。歌とサウンドの混じり方が緻密で本当に美しい。
ROTH BART BARON - HEX - (Official Music Video)
08.Perfume「Future Pop」
毎回、彼女たちには驚かされ続けます。30歳を迎える彼女たちは何年経っても変わらず、美しく、カッコよく、自然体で楽しみながらも進化し続けている。カラフルな歌モノが詰め込まれていて。聴いていてこんなにも心地良いのは「JPN」ぶり以来かな。「Future Pop」や「天空」は必聴かと。
[Official Music Video] Perfume 「Future Pop」
07.小松未可子「Personal Terminal」
トイズに移籍してから2枚目となるアルバム。全体的にこれまでやってこなかったことを、隙間を埋めるかのような内容のアルバムになっていると思います。前作のようなインパクトこそないものの、深みがあって聴き応えのあるアルバムです。
小松未可子ニューアルバム「Personal Terminal」クロスフェード
06.the pillows「REBROADCAST」
新鮮さと懐かしさが同居しているような。オルタナティヴなんだけども、もうそういう拘りとか枠組みとかどうでもよくて、the pillowsだから鳴らせる音っていうのが詰め込まれていて。アルバム・タイトルの訳、再放送ということもあり過去の曲を彷彿とさせる仕掛けが随所に散りばめられている。これから先、どれぐらいバンドを続けられるのか?残り時間は少なくなってきた中で、終わりに向けての覚悟を感じたりもして。長年のファンとしては寂しさも少し感じたりしています。
the pillows "ニンゲンドモ" MV (short ver.)
05.Kamasi Washington「Heaven and Earth」
2枚組というボリューム感に詰め込まれていたのは圧倒的な音世界。壮大さと荘厳さ。Jazzというスケールに収まり切らない、音の数々。こんなにも圧倒される音楽がこの世界にあるという事実。凄過ぎる、としか言えない。その凄さに、ただ鳴り響く音に意識を傾けて、漂うことしか私にはできない。
Kamasi Washington - Street Fighter Mas
04.アナログフィッシュ「Still Life」
何気ない日常を切り取ったような曲の数々。リリカルな下岡晃さんの曲とウォーミングな佐々木健太郎さんの曲。そのどちらも大好きで。本当に素晴らしいアルバムだなぁとしみじみ思います。よりミニマルなサウンドへと向かいつつも、サポートでハマモトリョウさん(moools)を迎えて、ギターの表現の幅が広がって、音圧が増している。全体で34分という収録時間の短さもあって、あっという間に聴けてしまうものの、すぐにもう一度聴きたくなります。
Analogfish"Sophisticated Love" (Official Music Video)
03.早見沙織「JUNCTION」
声優である早見沙織さん。このアルバムはもはや声優という規格を飛び越えて、一人のシンガーソングライターとして捉えた方が良いなって思います。14曲中10曲をご自身で作詞作曲され、曲順や曲間の秒数にまでこだわられていて。そのこだわりがまた良い効果を生み出していて。こんな曲も作るのか、歌うのか!と驚きの連続です。早見さんの歌声が本当に素晴らしく、何度聴いても心地良くて、ハッとさせられ、どこかホッとした気持ちにさせてくれます。
02.星野源「POP VIRUS」
改めて、星野源さんの曲って日々の生活の中に、染み込むように響いてくるんだなぁと思わされました。溶け込むように入ってきて、体の隅々にまで浸透して、中で響き合って、それが心地良くて。聴きながらなんだか音楽を好きでいて良かった・・・なんて思ってしまいます。
星野源 - Pop Virus【MV】/ Gen Hoshino - Pop Virus
01.cero「POLY LIFE MULTI SOUL」
今年、聴いて一番衝撃を受けたのはやはりceroだったなぁと思います。聴く人たちのことなど御構い無しに、自分たちがどういう音を鳴らしたいのか、を追求しているかのように、緻密に練り上げられたアルバムだと思います。何度聴いても聴き心地が良くて。「ベッテンフォールズ」とか「Buzzle Bee Ride」とか本当に素晴らしいなぁと思います。
cero / 魚の骨 鳥の羽根【OFFICIAL MUSIC VIDEO】
さてさて、このような内容と今年はなりました。
今年も色々と良い音楽に出逢えて、本当に嬉しいし幸せなことだなぁと思います。
来年2019年はどんな音楽との出逢いがあるのか?
まったりゆっくりと、音楽との出逢いを楽しんで行こうと思います。