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豊崎愛生「AT living」

アナログ愛好家としても知られ、70〜80年代のロックやポップスを愛する声優・豊崎愛生さんによるカバー・アルバム。
選曲は70年代を中心としており、はっぴぃえんど「風を集めて」、荒井由実「卒業写真」、大瀧詠一君は天然色」、RCサクセション「雨上がりの夜空に」など割とオーソドックスで、どこかで聴いたことのある馴染み深い曲ばかり。
カバー・アルバム自体は非常に丁寧に作られており、豊崎さんの原曲への深い愛情と敬意が感じられます。
アレンジも変にいじらず、限りなく原曲と同じような音でカバーされており、そこに豊崎の朗らかで温かみのある歌声が乗り、とても聴き心地の良いカバー・アルバムになっていると思います。
個人的にはM09「サボテンの花」(チューリップ)〜M10「雨上がりの夜空に」(RCサクセション)〜M11「珈琲不演唱」(高田渡)の高低差のある流れが好きですね。
豊崎さんのラジオを聞いていないので推測なのですが、アルバム・タイトルの“AT”は“Aki Toyosaki”のイニシャルを取って付けているのでしょうか?
だとしたら、アットホームな感じが漂うこのカバー・アルバムに相応しいタイトルだと思います。
ゆったりと聴ける、素敵なカバー・アルバムですね。
AT living

AT living